忙しくても運動を継続した方が良い理由!
いよいよ3月も終わりが近づき、新年度ですね。
年末年始で乱れた食生活、生活習慣が戻って来たかと思ったら今度は年度末でバタバタ・・・
大型連休や、繁忙期が来るたびに生活が乱れてしまうのは仕方が無いことですが、上手く切り替えが出来て運動をすぐに再開したり、ダラダラ飲み食いせずすぐに通常食に戻せた人は大型連休や繁忙期に体重が増えたとしてもすぐに元に戻っていることと思います。
そうなんです、年末年始の3〜4日だけの暴飲暴食程度はすぐに生活を戻せば割とすぐに元に戻ります。一番マズイのが3〜4日の暴飲暴食のクセが抜けず、休みが明けて仕事が始まってからも何となく食べちゃうのが続く事です。繁忙期で深夜にご飯を食べてしまう、という事も同様です。クセになるとなかなか抜け出せません。こうなると元の体重に戻るのはいつになるやら・・・
食べるクセがつく、というのも問題ですがそもそもなぜ、特に年始や長期休み明けはやる気が起きないのでしょう?
コレは性格や気持ちも多少はあるかもしれませんが、実はホルモンの影響が大きいと言われています。なんとやる気が起きない・ダラダラしちゃう事にちゃんと理由があったんですね。
ドーパミン、というホルモンをご存知でしょうか?別名『幸せホルモン』と呼ばれています。
※文献によってはセロトニンというホルモン=幸せホルモンと記載していますが、ドーパミンを制御・コントロールするのがセロトニンなのでどちらも正解で良いと思います※
このドーパミンが分泌されるとどうなるか?
・やる気が出る
・ポジティブな気持ちになる
・集中力が上がる
・幸せば気持ちになる
良い事だらけですね。
しかしながら、何もせずにこんなお得なホルモンがドバドバ出るわけではありません。
基本的には何か活動(運動、仕事、日常生活)をしている時に活性化し、何か目標を達成した後などは特にドーパミンが増えると言われています。
皆さんも経験は無いでしょうか?部活動でキツい筋トレメニュー全てが終わった後の「やった〜終わった〜」という達成感や多幸感、受験勉強を頑張っていてやっと受験が終わった後のやり遂げた感。これらは目標を達成した事でドーパミンが大量に分泌されたと考えられます。
ついさっきまでメチャクチャ辛かったけど、目標を達成した瞬間にテンションが上がり元気になる、コレには気持ちだけではなくホルモンが関係していたのですね。
そして冒頭に戻ります。仕事や運動、日常生活動作、このような日々の何気ない活動でもドーパミンをはじめ、様々なホルモンが分泌され身体の調子を整えています。毎週来る土日休み程度では特に問題は無いですが、年末年始は長い人で10連休近く、短い人でも5連休はあるでしょう。そして年末年始はジムが休み、お店も諸々お休みで必然的に活動量も減って来ます。
5〜10日日間ゆっくり休む、そして日常の活動レベルも並以下にまで低下・・・
休み明け、さぁ!運動しよう!さぁ仕事をしよう!
となる訳がないんです。ドーパミンの分泌量が減るという事は
・やる気が出ない
・ネガティブな気持ちになる
・集中力が上がらない
こんな状態ではよほど気持ちが強くないと活動なんてできる訳がありません。
長期休みは休むのも大事ですが、身体を動かすという習慣は残しておかないと単純にやる気スイッチが切れたままになり、そのスイッチをONにするのにも更に時間が掛かってしまうのです。
今更遅いと言われるかもですが、このブログでは以前から運動習慣についてはお伝えしていましたよ!今からでもしっかり運動をして幸せホルモンをドバドバ出していきましょう♪
日常生活でも多少はドーパミンは出ますが、先程も書いたように“目標達成”がトリガーとなって多くのドーパミンが出るとされています。
日常生活で「この卵焼きを成功させよう」「茶碗洗いを5分以内に終わらせよう」という目標ではなかなか達成感も得られません。
なので運動です!運動は短期目標を立てやすいですし、やった感、達成感も得られやすい上にそもそもが身体に良いです。
まず人間は運動をする事でノルアドレナリンというホルモンが放出されます。これは身体を運動に適した状態に持っていくために血圧を上昇させたり、基礎代謝を高めるホルモンです。
ドーパミン以外にもホルモンはたくさんあり、どれも人間が活動する上せ重要な役割を担っています。生活習慣病予防も含め、運動をする事は非常に重要なことと言えます。
ちなみに、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスを制御・コントロールするのが先程出てきたセロトニンというわけです。
よくコロナウイルスの後遺症というニュースでベットから起き上がれない、力が入らない、というのを見かけますがモチロン後遺症もあるのでしょうが、ドーパミン(セロトニン)が原因でしょう。
今でこそ隔離される人は少ないですが、当時は完全に隔離で部屋から出られない。そんな状態が一週間以上も続いたらコロナじゃなくても人間の機能はおかしくなります。ホルモンバランスが崩れる、というだけでめまいや体調不良になった経験のある方もいらっしゃるでしょう。
人間が活動を停止して寝たきりになるとドーパミンを始め様々なホルモンのバランスが崩れていきます。それが“コロナの後遺障害”なんて言われているのではないでしょうか?
なので最近は後遺障害の話はあまり聞きませんよね?コロナになっても隔離期間が短くなったり、多少コンビニに行くくらい良いですよ〜となって、コロナに感染しても活動が出来ている影響でしょう。
ピーク時に感染した方は本当に大変でしたね・・・
骨折や内科疾患のオペを行った患者さんも翌日からすぐに歩行訓練が始まったりする理由もこれです。身体の衰えもそうですが、寝たきりになるとホルモンの分泌量が減り、やる気がなくなり、ネガティヴな気持ちになる。それではオペをして病気や骨折が治ったとしても日常生活への復帰は難しくなりますよね。
いかがだったでしょうか?
身体を動かすとことは筋肉をつけるということだけではなく、生活を安定させる・気持ちを安定させる事にも繋がるんですね。
皆さん、まずはラジオ体操からでも始めてみましょう。
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齊藤 博樹(サイトウ ヒロキ)
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