【パーソナルトレーニングのすすめ】視野を狭めないで！トレーニングは運動神経の良し悪しではない！

美しいフォームのトレーニングを見て、やり方や仕組み、効果を頭で理解して、それを実践しようとして頭で思い描いたフォームでしっかり出来る人は一体どれだけいるでしょうか？

簡単なようで実はとても難しい事です。

例えば体幹トレーニングの代表例、“フロントプランク”。両脚と両肘の４点で体を真っ直ぐの状態で支え、腕の力を抜いてお腹にしっかり力を入れてキープすること。

フォームと説明を見て、今みなさんはフロントプランクを頭で理解しました。

では今やってみて下さい。

全く同じフォームを取れましたでしょうか？

誰かに見てもらったり、動画を撮らないと自分でチェックは出来ないと思いますが、経験者でも無い限り恐らく腰が反ったり、お尻が高くなったり、腕の筋力で無理に支えていたり、完璧なフロントプランクは出来ていないと思います。

↓↓↓ダメな例↓↓↓

もっと極端に言えば、メジャーリーガー大谷翔平選手のスイングを見て研究して頭で理解してもすぐ同じようにスイングは出来ませんよね。

つまり、人は目で見て頭で理解してその情報を神経を通して体全体に伝えるのですがそこに誤差が生じるものなのです。

この誤差を修正するための反復練習になります。トレーニングも継続をする事で理想的なフォームを獲得することが出来ます。野球のスイングも何万、何百万回のスイングを繰り返す事で理想のスイングを習得することが出来ます。

小学生の時にすごく足の速い子がいたり、初めてのマット運動なのにすぐにバク転が出来ちゃう子、学年に一人くらい居ましたよね？先程、脳の情報を神経を通して全身に伝えるとお伝えしましたがこれが俗に言う“運動神経”です。

普通はこの情報伝達の際に誤差が生じて思ったように動けず失敗し、繰り返す事で誤差の修正をしていくのですが“運動神経が良い”と言われる人達はこの誤差が少ない人の事を指します。

要は頭で考えた動きをそのまま身体で実践する事が出来る事です。

つまり運動神経が良い・悪いと言うのは成長速度の差であって、足の速さ自体は練習さえすれば速くなるし、練習さえすれば運動神経に関係なくバク転だって出来るというわけです。

なので、足の速い人や球技が上手い人が全員運動神経が良いというわけではありません。反復練習・努力で運動神経が良い人よりも上手くなる、という事はスポーツシーンでもよく見られる事です。

会員さんでも“私は運動神経がないから出来ない”と初めから諦めてしまっている方もいらっしゃいますが、運動神経の良し悪しはトレーニングにはさほど関係ありません。特に自重負荷の場合は反復練習で確実に出来る様になります。

これから運動を始めようと思っている方も、初めから出来る人の方が珍しいという事を是非覚えておいて欲しいと思います。

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さて、前半で運動神経の話も絡めて健康の維持・増進のトレーニングは運動神経に関係無く誰でも出来るという事をお伝えしました。

では全く運動の経験のない人が急に毎日激しい運動をして効果が上がるか、と聞かれるとあまり効果は上がらないと言えるでしょう。無駄とは言いませんが、恐らくモチベーションに維持が困難で継続性が失われてしまい辞めてしまう可能性が高いです。

先に書いた通り、正しいフォーム・美しいフォームでトレーニングをするから安心安全効果的に身体を鍛える事が出来ます。運動経験者ならともかく、初心者の方がいきなりハードなトレーニングをすると怪我にも繋がってしまい危険です。自身に合った運動の強さを選ぶというのも大切な要素です。

初心者の方はフィットネスクラブ等でインストラクターの方に教えてもらいながらやるのが良いです。もちろんお金が掛かるというデメリットはありますが、それでもしっかり見てくれるインストラクターやトレーナーの方がいた方が安心です。ある程度の基礎が身に付いたら自主練なども交えて運動を習慣つける、というのがベストな流れです。

そうは言っても、フィットネスクラブに行く暇も無いから家でやるという人もいる事でしょう。

いきなり自宅でトレーニングを始める方はスマホやタブレットで自分のトレーニング風景を撮影するというのがとても効果的です。

今は昔と違い撮影する事がとても簡単です、また冒頭の話に戻りますが自分では身体が真っ直ぐだと思っていても実際に真っ直ぐになってるかどうかは見てみないと分かりません。

自分では姿勢が良いと思っていたのに、ショーウインドウに写った自分がすごい猫背だった、なんて経験は無いでしょうか？

↓↓頭の中ではこう↓↓↓