お酒と運動の関係とは！？ | スマホフィット - どこでもパーソナルトレーニング

忘年会の時期も近くなってきましたね。

今年は昨年までとは違いコロナの自粛も無い中なので忘年会を実施する方も多いのではないかなと思います。

本日は飲酒と運動についての関係をお話していこうと思います。

そもそも飲酒が身体作りに必要か？

→はっきり言うとダイエットや筋トレにはお酒は全く必要なものではないです。

お酒には多くの場合糖質が含まれています。糖質は人間が動く際のエネルギーになるものなので必須な栄養素ですが、お酒から摂取する必要は全くありませんね。加えて、栄養素的な事以外にもアルコールが含まれている点も身体にとってはマイナス要素が多いためダイエット中に方、筋トレで身体を作りたい方にはお勧めはできません

なぜ飲酒がダイエット、身体作りに悪い影響が出るのか？

→まずお酒に含まれるアルコールの作用が問題です。アルコールは身体の中で血糖値を下げてくれる作用のある“インスリン”の活動を抑えてしまいます。

インスリンの活動を抑えちゃう＝血糖値が上昇する＝糖尿病

お分かりですね？糖尿病の方がお医者さんに飲酒を制限される理由がコレです。

→肝臓の働きが忙しくなる。アルコールを分解するには肝臓がたくさん働きます。過度の飲酒は翌日も身体に中に毒素が残留し、運動時に力が入らない、身体がダルい、頭痛がする、などの症状が出るので運動してないのに身体が疲れる。疲れているので運動をしないので当然ダイエットも身体つくりも進みませんね。この症状があるタイミングで根性で頑張って運動したとしても平常時に行う運動よりも非効率ですよね。

→ 筋肉の成長に必要なテストステロンの分泌も低下します。

適度な飲酒は身体に良い？　

→どこからともなく聞こえて来る都市伝説ですね。当然そんな事はありません。「健康のために頑張って毎日少しだけお酒を飲んでいます」と言う方はすぐに止めましょう。

“適度な飲酒は健康に良い”という研究データはあります。ありますがそのほとんどはヨーロッパや欧米の人を対象とした実験結果です。ヨーロッパ、欧米人はアルコールの分解酵素を100%持っています。分解酵素を持ってる人だけで実験しているのですから、健康に害はなくむしろ長寿になる傾向というデータが出ています。

しかしそれはアジア人には全く当てはまりません。韓国で約3割、日本では約4割の人がアルコール分解酵素を持っていないと言われています。人口の約半分の人はアルコールを分解出来ない身体なんですね。

もし日本国内でランダムに選定された人によるアルコールの実験結果・論文などありましたら情報を下さい。私は日本人だけで毎日アルコールを適量摂取する実験をしたら身体を壊す人が必ず出ると思っています。なぜなら、私がそうだからです。もうこの時点で適量飲む事が100%身体に良いと言えませんね。

お酒は飲めば飲むほど内臓が強くなる？

→アルコール分解酵素は持って“生まれた才能”と言っても過言ではありません。分解酵素を持っていない人はたくさん飲んだからと言って内臓が強くなったり、分解酵素がたくさん作られる身体になったりはしません。アルコールを肝臓だけでは処理しきれなくなり、他の臓器を無理矢理機能させて辛うじて分解しているという状態だと思って下さい。つまり飲めない人が毎日お酒を飲むと内臓が常に疲労している状態になってしまいます。

筋トレには欠かせないたんぱく質の吸収にも影響が出てしまい、筋肉の成長が遅くなってしまいます。

今の時代はあまり無理矢理飲ませる文化は無いかと思いますが、この記事を見ている酒豪の上司に皆さんは部下との飲み会の時は注意して下さい。

アルコール分解酵素をたくさん持って生まれた才能のある皆さんが、俗に言う“ザル”と言うやつですね。いくら飲んでも顔も赤くならない、二日酔いにもならない、それはシンプルに生まれ持って分解酵素を持っているだけです。