固有受容感覚はトレーニングで鍛えられる!
固有受容感覚とは
人が転ばずに真っ直ぐ歩ける、立っていられるためには3つの感覚器が必要だと言われています。
①視覚
②平衡感覚
③固有受容感覚
視覚…
視覚はとても重要な感覚器の1つです。
例えば、
目を開けて30秒片足立ちをしてみてください。
そのあと目を閉じて30秒片足立ちをしてみてください。
さて、いかがでしょうか?
目を閉じた方が安定しなかったのではないでしょうか?
これは視覚的に周囲にある物体の位置関係から脳に情報を送り、微妙なバランスが崩れると無意識的に修正する働きがあるからです。
平衡感覚…
平衡感覚は主に、耳と小脳と呼ばれるところにあります。
耳には三半規管という器官があり、主に回転加速度の平衡感覚を司っています。
フィギアスケートで、ぐるぐる回転したあとでも転ばずに滑れるのは、この三半規管が強いからですね。
小脳は両側にある小脳半球が手足のバランスを、中心部にある虫部は体の中心のバランスを司っています。
小脳変性症など、小脳が損傷されると立っているだけでもフラフラしてしまいます。
固有受容感覚…
視覚や平衡感覚は大体の方は聞いたことはあると思いますが、固有受容感覚は初めて聞くという方も多いのではないでしょうか?
固有受容感覚とは体の位置、動き、力に関する感覚器のことで、体のあらゆる場所に点在しています。
例えば、
目を閉じた状態で誰かに左腕を動かしてもらいます。
そのあと、目を閉じたまま右腕で左腕と同じ動きをしてみます。
さて、いかがでしょうか?
ほとんどの方は、ほぼ同じように動かすことができたのではないでしょうか?
「そんなこと普通にできるでしょ…」
と思われるかもしれませんが、目も閉じていて、見てもいないのに、
なぜ、左腕の動きが分かったのでしょう?
なぜ、右腕で真似することができたのでしょう?
当たり前かのように思えるかもしれませんが、それは固有受容感覚器があるからなんです。
そしてこの感覚器は視覚や平衡感覚に比べて機能低下が起きやすいのです。
視覚、平衡感覚、固有受容感覚
この3つのうち2つに機能障害が起きると人は立つことができなくなると言われています。
固有受容感覚のトレーニング
視覚は使いすぎや加齢によって低下しやすく、鍛えるのも難しい。
平衡感覚は何か病気でもしない限り、顕著な低下はありませんが、鍛えることも困難です。
固有受容感覚は最も低下しやすく、鍛えることで回復します。
子供の頃、公園にある不安定な遊具で「転ばないようにバランスをとる」なんて考えもせず無邪気に遊んだものです。
大人になるにつれ、公園で遊ぶことはなくなります。
仕事で時間もなく運動もあまりしなくなります。
たまに子供を公園に連れて行き、遊具で遊ぶと…
不安定な場所でバランスとるのは大変だし、素早く動くなんてできないし…
子供は不安定な場所でも、ひょいひょい動きまわりますし、できなかったことがすぐできるようになったりします。子供ってすごいな…っておもいますよね。
でも公園で不安定な場所にも関わらず、鬼ごっこして遊んでる子供たちも
最初からそんなことができたわけじゃありません。
遊んでいく中で自然と固有受容器がトレーニングされているのです。
固有受容感覚は鍛えられる?
結論から言うと、鍛えられます。
しかもそれは極論、歳を重ねてからでもできます。
むしろ運動やトレーニングで鍛えないと加齢とともに徐々に低下していきます。
歳を重ねた時に、歩けなくならないように…というような雰囲気で書いてしまいましたが…
これはスポーツをやっている方のパフォーマンスアップにも当然繋がります。
よくアスリートの方が体幹トレーニングや、バランストレーニング、繰り返しのフォームトレーニングするのはこのためです。
パフォーマンスアップと固有受容器
例えばバスケのシュートなんかは、ボールよりほんの少し大きいリングにボールを入れなければならない競技です。
毎回シュートを打つ位置が決まってるわけではありませんし、そこには相手もいます。
どのくらいの距離で、どのくらいジャンプして、どれくらいの力でシュートを打って…と毎回頭で数字を計算して打ってるわけではないですし、敵は邪魔をしてくるわけですから、毎回綺麗なフォームでシュートが打てるわけではないですよね。
スポーツのパフォーマンスアップとしても欠かせないのが、この固有受容器なのです。
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