誰にでも起こる可能性⁉︎四十肩・五十肩
自粛の延長も決まり、在宅ワークの継続、もしくは増えてますます身体を動かす機会が減ってしまいますね・・・
身体が動かせないとストレスも溜まりますが、肩凝り・腰痛などに悩まされる事も増えてくるのではないでしょうか。
運動不足だけが全ての原因というわけではありませんが、概ね運動不足が絡んでくる疾患だと思います。今回は数ある疾患の中でも厄介な者を一つご紹介しましょう。
四十肩・五十肩
聞き慣れた言葉ですよね。
テレビなんかでもたまにお医者さんやトレーナーさんが出て来てアレが良いコレが良いと説明してくれますよね。
いっぱいいろいろな事を説明してくれるし、道具を使ったり様々な体操を紹介してくれる場合もありますが、全てに共通していることは
動かすこと
です!
え?マッサージは?
と思い方もいるかと思いますが、一過性の疲労からくる疲労性の肩こりや肩の痛みに関してはマッサージもかなり有効です♪♪
しかしながら、四十肩・五十肩になりかけの人というのは概ね慢性化した肩こりや運動不足からくる可動域(関節を動かせる範囲)の低下が顕著に見られます。
マッサージも一時的には筋肉が緩んで良いでしょう。運動とマッサージを組み合わせるなら更に良いでしょう。しかし、マッサージだけとなると長い目で見た時に痛みの再発や永久的な可動域の低下に陥ってしまう可能性があります。
予防やリハビリ段階の場合は上記の通りなのですが、
もう既に四十肩・五十肩真っ最中という方は少し話が変わって来ますので注意が必要です。
と言うのも四十肩・五十肩には段階があります。
炎症期(〜2週間程度)
・痛みが強く出る
・動かしても、安静にしていても痛い
・夜間痛がある
・腕が上がらない
シンプルに痛くて動かなくて辛い時期です。
拘縮期(1ヶ月〜1年)
・炎症が治っているため安静時は痛み無し
・途中までは上がるが、一定以上腕が上がらない
この時期が一番長いです。痛みは無いのに腕が動かない、と言うのもこの拘縮期です。人によっては一年くらいかかる事もあります。
回復期(〜治癒)
・腕を動かせる範囲が広がって行き、徐々に治癒に向かっていく
今までの拘縮期が嘘だったかのように可動域が見る見る回復していきます。氷が溶け出すようなイメージから“解氷期”なんて言われる事もあります。
四十肩・五十肩というには病院へ行くと
肩関節周囲炎
と診断される事が一般的です。
炎症なので、痛みがあるうちはとにかくお休みをして様子をみましょう!
その初期処置が四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)を早く治すか、長引くかを左右すると言っても過言ではありません。
ストレッチや軽い運動が推奨されるのは予防段階か、もしくは拘縮期以降です!
炎症期はとにかく休ませてましょうね。
そして拘縮期
ここでは先ほどお伝えした通り運動やストレッチが必要になって来ます(リハビリも同様)。
ある程度までは痛みなく動かせるが一定以上になるとロックがかかって動かない・痛みがあって動かない、というのが炎症期を脱して拘縮期に入った目安でしょう。
拘縮期は長ければ一年も掛かります。その間ほとんど動かさずにただただ黙って治るのを待っていた場合、四十肩・五十肩自体は治っているにも関わらず関節が硬くなってしまって可動域が元に戻らないという事態になる事もあります。
主に運動が苦手な人やリハビリを途中で辞めてしまった人に多いです。
そうならないためにも、拘縮期以降に関しては積極的に動かして行く事をお勧めします♪
ここで注意が一つ。
この四十肩・五十肩と初期症状がほとんど同じで触診だけではお医者様でも区別が難しい疾患があります。
それは
腱板損傷(断裂)
です。
初期症状は肩関節周囲の痛み、安静時痛、腕を動かすと痛い、炎症反応と四十肩・五十肩とほぼ同じです。
見分けるとしたらMRIですが、初見だと四十肩と診断されてMRIを撮ることは少ないと思われます。
一部の腱の損傷や断裂しててもその周りの腱や筋肉でフォロー出来てしまうので、意外と断裂していても平気で日常生活を送っている方もいらっしゃいます。
自身で見分けるポイントは強いて言うなら炎症期の長さでしょうか。本来は通常の炎症だと2週間前後で痛みが引くのに対し、腱板損傷や断裂はその程度の期間では治りません。1ヶ月、2ヶ月経っても痛みが変わらない、そんな場合は大きな病院でMRIを撮ってもらうのが良いかと思います。
ご自身に当てはまる事がありましたら一度診てもらったほうが良いかもしれませんね。
そして腱板損傷では無く四十肩・五十肩で順調に回復期まで来たら、少し負荷を上げて運動をしても良いタイミングです♪
四十肩・五十肩は一度なったからと言ってもう二度とならない訳ではありません。
右がなったら次は左が!右が治って数ヶ月後にまた右が!なんて話は珍しい話ではありません。
四十肩・五十肩にならないための努力。
なってしまったら、再発しないための努力、がそれぞれ必要です!
気になる方で店舗に通っている方は店舗のトレーナーなケアの先生に相談してみましょう。
そしてオンラインの方も拘縮期以降であればその症状に合わせて運動メニューを作っていきますので、リハビリや予防のためにの運動にご利用頂ければと思います。
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齊藤 博樹(サイトウ ヒロキ)
運動嫌いの人にも“運動って楽しい”と思って頂けるように♪♪
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趣味→ブレイクダンス、フリースタイルバスケ、コーヒー
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