ダイエット成功のカギはリバウンドをしないこと!リバウンドのメカニズムとは!?
みなさんは「ダイエット」をしたことはあるでしょうか?
ダイエットをしたことがある人は、一度はリバウンドを経験しているのではないでしょうか?
なかなか体重が落ちない、体重を落としてもすぐ元にもどってしまう…。そんな方に、今回はリバウンドについて解説していきたいと思います。
ブレスローの7つの健康習慣
まず大前提として押さえておきたい事をお伝え致します。ブレスローの7つの健康習慣という言葉を聞いた事はあるでしょうか?
- 喫煙をしない
- 定期的に運動をする
- 飲酒は適量を守るか、しない
- 1日7〜8時間の睡眠を
- 適正体重を維持する
- 朝食を食べる
- 間食をしない
この7つの習慣のことを言います。
これは米国・カリフォルニア大学のブレスロー教授が、生活習慣と身体的健康度(障害・疾病・症状など)との関係を調査した結果に基づいて提唱されています。
よく見ると特に変わった事は書いてませんよね。ヘビースモーカーに方や酒豪の方には少しハード項目もありますが、すぐに取り組める項目ばかりです。
ただし、ブレスローの7つの健康習慣は“一ヶ月だけ頑張る”や“体重が落ちたからやめる”という事ではありません。常にこの習慣を意識する事です。
お酒・タバコを辞め、週に一回程度運動をし、朝ごはんを毎日食べ、間食をしない、そして適正体重を維持する(←この項目は他の6項目がクリア出来れば必然的にクリア出来ますね)。
言うはやすし行うは難し、ですね。
特に我々現代人はそう簡単にはいかないのが現実です。世の中は様々な誘惑に溢れています。美味しいスイーツ、楽しい飲み会、仕事に集中するための間食、そしてストレス・・・
色々な要因から、当たり前のことのように思うブレスローの7つの習慣なのですがこれを習慣にする事が難しくなっています。
これからダイエットやリバウンドについては記載していきますが、前提としてこのブレスローの7つの習慣とうものは覚えておきましょう。
そもそもリバウンドとは
そもそもリバウンドとはダイエットを行った人がその後の反動で体重が戻ってしまう現象の事を言います。
ですのえ、まずはダイエットをしたい方は…
“ダイエットの方法”
だけではなく
”リバウンドしない方法“
も知る必要があります。
ダイエットの方法だけを見ていると、絶食・水分断ち・糖質断ち・週7回の運動・・・・どれも痩せますし、結果も出ますし、急を要する目先だけのダイエット・減量としては正解なのかも知れません。(柔道やボクシングなどの階級制のスポーツをやられている方など)
しかし、大半の方は、この方法だとリバウンドしてしまうでしょう。
なぜなら、継続できないからです。
「継続すること・できること」をみつけることがリバウンドをしない確実な方法です。
では先程の糖質断ち、週7の運動をずっと継続出来ますか?となった時に恐らく出来ないと答える人が多いと思います。
稀に、苦もなく運動や食事制限を続けられる人もいますがレアケースでしょう。そういう人の成功談を鵜呑みにしてダイエットをしようとしてる人は是非考えを改めてみましょう。
では、“継続”と言いましたが、具体的にリバウンドしない方法とは?
リバウンドしない方法
まずはリバウンドのメカニズムを知る事です。人間には恒常性(ホメオスタシス)というものがあり体重や体温を一定に保とうとする働きがあります。暑ければ汗を出して体温が上がりすぎないように。寒ければ震え熱産生をして体温が下がりすぎないように。これが恒常性です。
体重が落ち過ぎないように、体重を一定に保とうとする。これも恒常性です。
では、食べる量を減らして体重を落としたとしましょう。
ある程度は落ちますが、脳が”あれ?栄養が足りない!これ身体死んじゃう!“と判断して栄養が少なくても生活が出来るように省エネモードに切り替わります。これが俗にいう停滞期の状態ですね、摂取カロリーを減らしても省エネモードのため消費カロリーも低くなってます。
飢餓や急激な体重の減少により、これ以上体重が落ちないように元の体重に戻ろうとする反射です。反射なので気合や根性ではどうしようもありません。
ですが、ほとんどの人は「自分の頑張りが足りないから痩せないんだ」と勘違いしてしまい、もっと過剰な食事制限に走ります。頑張れば頑張る程、省エネモードは進行して代謝は落ち、接種カロリーを抑えた分消費カロリーも落ちるという悪循環が完成します。
ここまで来るとダイエットを挫折する人がほとんどです。
ダイエットに挫折し、急に普通食に戻してしまうと、リバウンドが起こります。ダイエット中に切り替わった省エネモードはすぐには通常運転には戻りません。むしろ省エネモード(身体が飢餓状態)の時は栄養を過剰に吸収してしまいます。
自分の気持ちとしてはダイエットをやめたので普通食に戻しただけ…
しかし身体は飢餓状態を乗り越えるため、そして次も来るかもしれない飢餓に備えてエネルギーを過剰に蓄えてしまいます。
これがリバウンドのメカニズムです。ほんのちょっとしか食事をしていないのに体重が減らない、もしくは逆に体重が増加する。皆さん経験があるのではないでしょうか?
これは身体の恒常性と身体の省エネモードが関与しているからなんですね。
この恒常性を上手くかいくぐってダイエットを成功させるには、1ヶ月に体重の5%以上の減量をしない事です。1ヶ月で体重の5%以上の体重が減ると恒常性が働き省エネモードになると言われています。
脳に飢餓状態だと感知されないように徐々に体重を落としていく、というのが正しいやり方です。一気に体重を落とすから脳が生命維持装置を発動してしまうので、脳に気付かれないようにそ〜っと体重を落とす、みたいなイメージです。
脳にバレてしまってはいけません。
体重50キロならひと月に落としていいのは2.5キロがリミットです。ギリギリを攻めずに1.5〜2キロくらいに納めておくと良いでしょう。
1ヶ月で1〜2キロ程度のダイエットであれば過度な食事制限もしなくて済むし、一年続ければ10〜20キロ減出来ます。
尚且つリバウンドも無いなんてwin-winですね。
効果を焦らないこと
長い目で見て時間をかけて運動や食事管理をしてる人はダイエットを成功させることができますが、結果を焦って短期集中でダイエットする人はリバウンド率が高くなります。
もちろん短期集中の人全員がリバウンドする訳ではありません。ただ、割合的には圧倒的に短期間で減量した人にリバウンドする人が多いのです。
食事に関しては完全に糖質・脂質を断つのではなく、夜ご飯の白米を半分にする(朝ごはんはしっかり食べた方が良い)、間食のスナック菓子をプロテインバーに置き換えるようにすると継続が出来そうですよね♪♪
もちろん結果が数字となって出てくるのは数ヶ月先になるかもしれません。しかし、ストレス無く徐々に体重が落ちていくのでオススメのやり方です。
ちなみに、食べ過ぎても太ってしまっても恒常性は働くのか?と疑問を持たれる方もいるかと思います。増量時にも多少は恒常性が働きます。10年間体重60キロをキープしてきた人が食べすぎて1日で62キロになったとしましょう。
こういう場合、特にダイエットしなくても翌日から普通食に戻せば1週間もすれば元に戻るでしょう。それは脳が10年間で“60キロがこの身体の最適体重”と認識しているため、恒常性により60キロに戻ろうとするためです。
ただ、減量時は栄養が不足してしまい生きるために省エネモードに切り替わる事で恒常性がより強く発揮されます。しかし食べ過ぎによる増量、つまり栄養が過剰に入り過ぎても生命活動に支障は出ないので減量時よりも恒常性の発揮は薄いと言えます。
簡単に言うと、痩せるのは時間がかかりますが太るのはアッという間という事ですね。
ただ、各年齢によって適正体重があるのです。20歳には20歳の。70歳には70歳の適正体重がありますので無理をして若い頃の体重に固執せずに、その歳その歳で過剰体重にならないように注意するよう心がけましょう。
まとめ
今回はリバウンドについて解説しました。
一度太ってしまうと、なかなか体重を元に戻すのはむずかしく、諦めてしまう方や落とした体重を維持することができない方が多いと思います。リバウンドのメカニズムを知ることで、ダイエットの成功確率を上げることができますので、自分に合った正しいダイエットをしていきましょう。
参考文献
厚生労働省eヘルスネット
齊藤 博樹(サイトウ ヒロキ)
運動嫌いの人にも“運動って楽しい”と思って頂けるように♪♪
安心、安全、楽しくをモットーにセッションをしております。
趣味→ブレイクダンス、フリースタイルバスケ、コーヒー
お電話での
お問い合わせはこちらから
050-3138-3060 【月〜土】10:00 〜 19:00