腸活で便秘解消ダイエット!腸内環境を改善する食べ物とは!?
便秘と肥満の意外な関係!?
多くの人が悩んでいる便秘。便秘が続くとお腹が張って苦しかったり、吹出物ができたり、体がだるく疲れやすくなったりしますよね。
実は、便秘は放置すると肥満の原因にもなります!便秘で老廃物が腸管にたまると、有害物質が発生し、それを含んだドロドロの血液が体内を巡ります。こうした質の悪い血液は脂肪に蓄積されるため、太りやすく、痩せにくい体になってしまいます。
そんな便秘からは今すぐ抜け出したいですよね?
そもそも便秘とは、どのような状態をいうのでしょうか。便秘とは、便が長時間腸内にとどまり、水分が吸収されて排便に困難を伴う状態をいいます。
便秘になる理由は、食物繊維不足や水分不足などの食生活の乱れ、ストレス、運動不足などがあげられます。そのほかにも、女性では生理やダイエット、便意を我慢するなどの理由で、頑張る現代女性の誰もが、便秘になる可能性があるのです。
あなたはどれに当てはまる?便秘の種類とは?
便秘は、「機能性便秘」「薬剤性便秘」「器質性便秘」「症候性便秘」の4つに分類されます。
最も多いのは、大腸の機能低下などが原因で引き起こされる「機能性便秘」です。今回はこの「機能性便秘」について解説します。
「機能性便秘」はさらに3つの種類に分けられます。
- 弛緩性便秘 … 大腸の運動が低下したために起こる便秘で、大腸内に硬
い便がたまる。日本人の約3分の2は弛緩性便秘といわれている。 - けいれん性便秘 … 自立神経の不調によって大腸の収縮が乱れ、便の送り出しがスムーズにいかなくなる便秘。うさぎのフンのようなコロコロとした便になる。
- 直腸性便秘 … 便が直腸に到達しても排便のサインが起こらず、直腸に便が停滞してしまう状態のこと。排便を我慢することが原因になる。
自分の症状に当てはまるものはありましたか?便秘の対策をするには、まずは自分の便秘のタイプを知ることが大切です!
そもそも便って何からできているの?
健康な人の場合、便の80%が水分でできています。そして、残りの20%のうち、1/3が食べたもののカス、1/3が生きた腸内細菌、残りの1/3が腸粘膜の剥がれ落ちたものでできています。
このうち、大切なのは便に含まれる腸内細菌です。
腸内細菌は3種類に分かれます。
- 善玉菌 … 代表的なのは、ビフィズス菌や乳酸菌。悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の運動を促すことによって、お腹の調子を整える。
- 悪玉菌 … 代表的なのは、ウェルシュ菌。悪玉菌が増えると、便秘や下痢などでお腹の調子が悪くなることがある。
- 日和見菌 … 腸内の善玉菌・悪玉菌、優勢な(多い)方に味方する。
腸内フローラを整えよう!
皆さんは、「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがありますか?先程お話ししました腸内細菌は、特に小腸から大腸にかけて生息しており、その数はなんと、約1,000種100兆個にも及びます。
顕微鏡で腸の中を覗くと、まるで植物が群生している「お花畑」のようにみえることから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになったそうです。では、「腸内フローラ」を整えるための食生活とはどのようなものかをご紹介していきます!
「腸内フローラ」を整えるためには、善玉菌を増やすものを積極的に摂ることです。善玉菌を増やすためには、「善玉菌を多く含むもの」と「善玉菌のエサとなるもの」を合わせて摂ることが大切です。
善玉菌の種類は、乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌、麹菌などで、これらを多く含む食品は、ヨーグルト、ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌、チーズなどです。「善玉菌のエサとなるもの」は、食物繊維とオリゴ糖です。
食物繊維には、水に溶ける「水溶性」と水に溶けない「不溶性」がありますが、善玉菌の増殖に特に効果的なのは、「水溶性」の食物繊維です。
水溶性食物繊維を多く含む食品は、昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里芋など
オリゴ糖を多く含む食品は、玉ねぎ、ごぼう、アスパラガス、バナナ、大豆などがあげられます。
腸活で痩せやすい身体をつくろう!
「腸内フローラ」が整うと、便秘になりにくいだけでなく、痩せやすい身体を手に入れることができます。食べ物だけはなく、腸を刺激するためのストレッチや有酸素運動、質の良い睡眠をとることも大切です。
皆さんも、自分に合った「腸活」で健康的なダイエットをしましょう!
株式会社SHAREの管理栄養士2名によるコラムです。
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